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家の快適度を左右するのは窓!
こんにちは。ふぉんだんです。
間取り作りが進んでいくとぶち当たる壁が「窓」のことだと思います。
家づくりをしていると、窓の重要性はいろいろなサイトで書かれています。
- 結露
- 断熱性
- 防犯 など
家の快適度を左右するのは窓といっても過言ではありません。とはいっても


今回は家づくりにおいての窓の重要性と、私たちが特に重要視した「窓の位置」についてお話します。
この記事を読んだらわかること
- 窓の役割
- 我が家の窓の配置
- 窓を配置するポイント
窓の役割
窓には様々な役割があります。
- 採光
- 通風
- 換気
- 眺望
換気や通風など機能的な部分はもちろんですが、採光や眺望などデザイン面でも窓は重要な役割があります。
メモ
建築基準法では、人が長い時間過ごすと想定される部屋では採光が確保できる窓の面積を、部屋の床面積の1/7以上設けなければならないとなっています。
窓の性能を重視する理由
住宅は構造上、開口部である窓からの熱の出入りが大きいです。そのため窓の性能を上げることで、以下の効果があります。
- 断熱性アップ
- 結露しにくくなる
断熱性が上がることで熱損失がなくなり、夏は涼しく冬は暖かく光熱費の削減にもつながります。また結露を防ぐことで家の寿命も長くなります。
窓の性能を上げることは、家の性能と寿命を上げるためにも必要と言えます。
断熱タイプと遮熱タイプの使い分け方
窓には「断熱タイプ」と「遮熱タイプ」があります。
引用:YKKap
窓も用途によって使い分けることで、快適性があがります。
使い分けるポイント
- リビングなどの南面には「断熱タイプ」
- 強烈な日差しが入る西側などは「遮熱タイプ」
建物、土地、太陽の向きを考慮して窓を選びましょう。
ただし注意するポイントもあります。
注意ポイント
設計士によってはあまり考えずに選ばれることがあります。
設計図に窓の種類が記載されているので確認しましょう。
窓の位置について考えよう
窓の重要性がわかったところで、今度は窓の「位置」について考えましょう。
我が家の間取りです。
窓の位置を考える時に考えたことは
- 採光
- 外からの視線
- 動線
- 西日対策
上記のポイントを踏まえて窓の位置を決めるために考えた3つのことについて紹介します
①目線と採光を考えた窓位置
南のリビング窓と北の2部屋についている窓の位置は高めに設置しました。
南のリビング窓→床から120cm
北の2部屋→床から160cm
窓の位置を高くすることで、外からの室内の様子が見えることがなく、目線が合うことがありません。
また、窓の位置が高いと部屋の奥の方まで光が届くようになるので明るくなりやすいです。
②洗濯動線を考えて掃き出し窓をつける
一昔前ではリビングの南面に掃き出し窓をつけるのが主流でしたが、
我が家は風呂とリビングの東側に掃き出し窓をつけています。理由としては洗濯動線の確保のためです。
図のルートが洗濯動線になるので
干す→しまうまでのルートが最短になっています。ひとり用の大きなクッションを干す場合もリビング側を通れば開口部が広いので楽に干すことができます。
掃き出し窓の前は2.4mの目隠しフェンスを設置しているので目線も気になりません。
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③西側に窓をつけない
間取りを見ていただくとわかりますが西側に一切窓をつけていません。
みなさんも西日の強烈さはよくご存知だと思います。

我ながら思い切りましたが、西日のことを気にしなくなり、日焼けもしないので実際とても快適です。
まとめ
窓は様々な役割をする重要な設備になります。
日光を上手に取り込むことで光熱費の削減や、明るさの確保をしたり、窓の性能を上げることで熱損失を少なくしたりとても奥が深いです。
性能を上げることも重要ですが、位置を変えることで同じ窓でも様々な意味をもたせることができるので、
設計士の方とよく話し合って最適な窓選びをしましょう。