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【長期優良住宅にできない?】我が家に足りなかったのは○○だった!
こんにちは。ふぉんだんです。
私たちは2019年に22坪の小さな平屋を建てました。
設計段階から長期優良住宅にすることを決めて打ち合わせをしていたのですが、最終打ち合わせが終わったあと設計者の方から電話が…


我が家がなぜ長期優良住宅の認定ができなかったのかお話ししたいと思います。
長期優良住宅の概要
長期優良住宅とは、長期にわたり良好な状態で使用するための措置がその構造及び設備に講じられた優良な住宅のことです。長期優良住宅の建築および維持保全の計画を作成して所管行政庁に申請することで、基準に適合する場合には認定を受けることができます。
出典:国土交通省 長期優良住宅のページ
なるほどわかりませんね(笑)
簡単に言うと「長い期間快適に過ごせる家」と国から認められた家のことです。
家の使い捨てをやめて、手入れし、長く住める家を作っていこうと2009年からスタートした制度が
長期優良住宅制度の概要になります。
長期優良住宅のメリット・デメリット
メリット
・住宅ローン控除の拡大
・登録免許税・不動産取得税・固定資産税が軽減
・住宅ローンの金利が有利に
・保険料が割安に
・etc
デメリット
・申請するためにコストがかかる
・定期点検が必要
申請する際にコストがかかりますが、税制面では有利に働くので、金額的には損をするものではなさそうです。
デメリットに挙げた定期点検が必要な点も、長く住むために必要なことだと思うので人によってはメリットかもしれません。
長期優良住宅の認定基準
ではどのような住宅が長期優良住宅と認めらるのかですが、
1.バリアフリー性
将来のバリアフリーリフォームに対応できるようになっていること2.可変性
ライフスタイルの変化に応じて間取り変更などが可能になっていること3.耐震性
極めてまれに発生する地震に対し、継続して住むための改修の容易化を図るため、損傷レベルの低減を図ること(耐震等級2以上または免震建築物など)4.省エネルギー性
次世代省エネルギー基準に適合するために必要な断熱性能などを確保していること(省エネルギー対策等級4以上)5.居住環境
良好な景観の形成や、地域おける居住環境の維持・向上に配慮されていること6.維持保全計画
定期的な点検、補修等に関する計画が策定されていること7.維持管理・更新の容易性
構造躯体に比べて耐用年数が短い内装や設備について、維持管理を容易に行うために必要な措置が講じられていること8.劣化対策
数世代にわたり住宅の構造躯体が使用できること(床下空間330mm以上確保、劣化対策等級3相当)9.住戸面積
一戸建ては75m2以上、少なくとも一つのフロアの床面積が40m2以上あること
以上の9項目が必要となっています。
その内、我が家が引っ掛かった項目が
9.住戸面積一戸建ては75m以上、少なくとも一つのフロアの床面積が40m以上あること
になります。
我が家の大きさは22坪… その代わりに…
はい、0.48㎡足りません。
設計者の方は家の大きさで引っかかるのは初めてだったそうで、見落としてたそうです…
そこで我が家は「住宅性能評価」の認定を受けました。
住宅性能評価とは2000年に『住宅の品質確保の促進等に関する法律』として創設された制度です。 ...客観的に性能を評価できる第三者機関を設置して、共通の基準で住宅を評価することで、住宅購入を検討している方が比較できるようになりました。 つまり、住宅性能評価は人間で言うところの『通知表』のようなもの。
出典:共働き世帯応援不動産GRAND DESIGN 住宅の通知表→「住宅性能評価」をわかりやすくおさらいします。
終わりに
長期優良住宅は認定の割合を2025年には住宅着工全体の20%にする目標を掲げているそうです。
我が家は残念ながら認定されませんでしたが、わざわざ家を大きくしてまで欲しいものではなかったので後悔はしていません。

これから家を建てる方はメリットだけ考えるのではなく、本当に必要かどうか考えて申請するか決めて下さい。